〒390-0861 松本市蟻ヶ崎 5丁目 2-42-8
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パソコンやスマホの使用にかける時間が長くなり、肩や首がこって辛いというお悩みを多く聞きます。
ただし、いわゆる「肩こり」で当院にいらっしゃる方も実はさまざまな症状や原因を抱えておられます。以下ではその主な症状や原因を紹介していきます。
日常生活からくる身体的あるいは心理的な疲労が原因となった肩こりです。首から肩にかけて、あるいは肩甲骨周りがこわばって不快な感じがすると訴える方が多いです。
季節的な理由などで首の肩の背中側が冷えてこの部分の流れが悪くなったり、悪い姿勢を長時間続けることや疲労の蓄積で東洋医学でいう気や血の流れが滞ったりすることが主な原因と考えられます。例えば、大人は頭の重さが5kg前後ありますから、スマホやパソコンを前かがみで見続けた場合に頭を支える首やそれとつながった肩の筋肉に大きな負担がかかるのは想像いただけると思います。
首から肩にかけての筋肉が酷使されることで過度な緊張や疲労が起こり、そこを通っている神経にまで影響して肩や腕、手指の痛みや痺れにつながることがあります。同じ動作を繰り返したり、長時間同じ姿勢でいたりすることが原因となります。そしてやはり冷えや湿気は悪化要因です。
痛みや痺れの軽減には、ご本人が生活習慣を見直し適度な休憩や運動を心がけることが欠かせませんが、鍼灸の施術では身体全体を温め、気血の流れを改善して筋肉の緊張を緩和し、神経周辺の循環障害を改善することを目指します。原因も長期にわたることが多いため短期間の施術で症状を軽減するのは難しいかもしれませんが、少しでも不快感を解消するお役に立ちたいと思っていますのでお悩みの方は一度ご相談ください。
寝ている間に冷えたり、不適切な姿勢が続くことで、首の片側の筋肉が強く張って痛みが出たり動かしにくくなる経験は多くの方にあると思います。東洋医学では「落枕(らくちん)」とも言われます。
凍結肩とは肩関節周囲炎のことで、いわゆる五十肩と呼ばれてきたものです。40−60代によく見られ、冷えると悪化し夜寝ている間も痛みが増強します。ただし肩関節に痛みがある場合、腱板断裂や化膿性の関節炎、内臓病変の放散痛など他の原因によることもあるので、まずは整形外科でこうした他の要因が無いか確認することをお勧めします。
凍結肩(五十肩)は大きく3つの段階(急性期、拘縮期、回復期)で進行しますが、最初の急性期(強い痛みがある時期。通常1-2ヶ月)には無理に動かさず安静を心がけることが重要とされています。夜間に痛みが激しい場合、痛みのある肩になるべく体重をかけない姿勢をとったり肘の下に枕やクッションを入れたりしてみてください。急性期に続く拘縮期には筋肉や腱の拘縮を防ぐために鍼灸による循環改善を図り運動療法を行うことをお勧めします。このタイミングで可動域の改善を図っていくことが、回復期にどの程度以前の状況に戻れるかに影響すると思います。
肩こりに悩まれている方は、すでにご自身でお風呂にゆっくり浸かって温まったり、肩周りをストレッチしたりしてコリをほぐす工夫をされているのではないでしょうか。無理のない範囲で特に肩甲骨を動かすような運動やストレッチは身体全体を温めるのにも役立つのでとても良いと思います。
ただ、ご自身でのケアでもなかなか改善しない肩こりにお悩みの場合、あるいは凍結肩の拘縮を予防したり改善したいという場合には、一度鍼灸を試してみられたらいかがでしょうか。首や肩、背中を流れる「経絡」は頭や腰、足にまでつながって流れており、症状の出ている肩周り以外の経穴(いわゆる「ツボ」)に施術をすることで肩周辺の気血の巡りを助けます。鍼灸院HARUでは凝りを感じる部分に対して施術をするのみならず、腰や足も含めた全身の鍼灸治療を行うことで肩周辺のこわばりを解消し、こうした肩こりからくる目の疲れや頭痛の軽減も図りたいと考えています。
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